Visual Studio Code Web
10月20日にこのVS Codeのブラウザ版であるVisual Code for Web(以下VS Code for Web)がリリースされた。これについて簡単にVS Codeとの違いをご紹介したいと思う。
使い勝手というか使い方で言えば、実はものすごく楽で、サイトにアクセスすると、いきなりこの画面(写真5)である。Webブラウザで動いている、という点を除けば見た目は全く変わらない。強いて違いを言えば、VS Codeは標準でメニューバーが表示されている(消すこともできる)が、VS Code for Webはメニューバー表示機能がないあたりだろうか。
ではVS Code Webは普通に使えるかというと、やはりVS Codeに比べると色々不便なことはある。具体的には以下の6つを挙げる。
(1)一部ブラウザではフォルダを開けない
(2)未対応の機能拡張が少なくない
(3)動作がややもっさり
(4)IntelliSenseの対応が少ない
(5)Webブラウザの機能とぶつかる場合がある
(6)Terminalが開けない
VS Codeが使えない環境でのお供に
いずれも致命的な問題という訳ではないが、本格的に使い込んでいこうとすると引っかかる場合が多いだろう。
ではVS Code for Webは役立たずかというと、そんなことはないだろう。もちろん既に手元のマシンにVS Codeがインストールしてあるのであれば、あえてVS Code for Webを使う必要はない。しかし、Chromebookのように、そもそもVS Codeをインストールできないような環境でVS Codeの機能を使えるのは素晴らしい。